【イベント実施報告】菜の花と富士山の眺望~吾妻山~

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 小雨のため、屋根のあるJR東海道線二宮駅の改札前ではじめの会を行いました。イベントにはたくさんの申込があり抽選で30名の方にご案内し、当日は27名の方にご参加いただきました。
 二宮駅を出発し、最初に目指すのは、知足寺。父の仇討ちで有名(赤穂浪士の討ち入りを含む日本三大仇討ちの一つ)な鎌倉時代の曽我兄弟ゆかりの寺です。庭の美しいしだれ梅や樹木などを観察しながら、曽我兄弟の墓のお参りもしました。
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(知足寺~知足とは「足るを知る(自らの分をわきまえて満足する)」の意 by老子)
 
知足寺を出る頃には雨も上がり、歩く道すがらご機嫌にさえずるメジロが耳と目を楽しませてくれました。
 ラディアン花の丘公園は、長く神奈川県の園芸試験場だった所で、閉場後整備され2015年に開園しました。ラディアンとは英語で晴れやかなという意味。雨に濡れたカワヅザクラの花のピンク色が映え、もうすぐ春ですね~と明るい気分になりました。あまり見かけないマメナシの果実も見られました。
 
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(カワヅザクラは5分咲きくらい)

人見知りをしないジョウビタキが愛らしい姿を見せてくれました。公園の展望台ではソシンロウバイの花の香りを楽しみました。
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(やや太り気味のジョウビタキ 雄)
 
 早起きで皆お腹がペコペコ。公園そばの生涯学習センターの中で早めの昼食にしました。
 昼食後はいよいよ吾妻山山頂を目指します。ここ二宮は落花生発祥の地ともいわれており、参加者の皆さんは、大正初期開業の「野原の落花生店」で買い物を楽しみました。また、近くの小川で、運よくカワセミに出会うことができました。橋の上から皆で大騒ぎしながら、小さなブルーの姿を目で追いました。
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(小川のカワセミを追う)
 
 吾妻山は136.2mの低山で道はよく整備されていますが、海抜10数メートルから登っていくため思いのほか足にきます。立派なオオイタビの実やコモチシダの無性芽が出た姿、青々したオニシバリの蕾などを観察しながら登っていきました。
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(オオイタビの実が立派!)
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(頂上を目指し枯野の中を歩く)
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(青々としたオニシバリの蕾を観察)
 
 山頂展望台には予定より30分ほど遅れて到着。曇りで残念ながら富士山の眺望はありませんでしたが、一面の菜の花は、晴れた日に比べいっそう鮮やかに黄色が冴えわたっています。観光客も少なく公園中央のエノキの大木や駿河湾の景色をほぼ独占し、雄大な気分を味わいました。
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(黄色が冴える吾妻山山頂の菜の花畑)
 
 山頂から少しだけ下った吾妻神社は110年頃創建された古いお寺ですが、現在の社殿は平安神宮や築地本願寺の設計者によるもので、社殿の彫刻も有名な彫刻家の手によるもので立派でした。
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(神社のそばで吾妻山地層を学ぶ)
 
 吾妻山からは二宮駅に向かって下っていきます。
浅間神社の階段を下ったあたりにモクレイシの木があり、赤い実をたくさんつけていました。ノシランの実もちょうど旬でみずみずしいブルーが輝いていました。また、第二展望台では、ジオラマのような二宮の町と鉄道、相模湾の景色が見られました。
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(たくさんついたモクレイシの実)
 
雨の後ですべりやすいところもあったが、慎重に歩き、皆笑顔で二宮駅まで戻ってきました。
解散はJAの農産物販売所前。地元の野菜や果物を物色しつつ、班ごとに閉会式を行いました。
 
参加者からは、「雨予報だったため、かえって人が少なく静かな散策ができゆっくりと楽しめた。」「富士山は見られなかったが、菜の花が曇りで反ってその色が鮮やかで素晴らしかった。」「随所で買い物の時間を設けていただき楽しかった。おみやげが家族に喜ばれた。」「ジョウビタキ、ヤマガラ、シロハラ、メジロ、ハクセキレイ、カワセミなどたくさんの鳥に出会えてうれしかった。」「ニコニコ笑顔が優しい!質問しやすく回答にユーモアがあり、ずっと楽しみながら歩くことができた。」など、イベントは大変好評な中、無事終了しました。
 後日、参加者の皆さんに吾妻山頂の記念写真をお送りしました。その中の1枚には、一面の菜の花とバックに大きな富士山が!たくさんの歓声の声(メール)をいただきました。
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(参加者の皆さんにお送りした合成写真の背景~晴れた日の吾妻山公園~)






中村賢史







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