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【スタッフの投稿】花探訪 越後の浅草岳にヒメサユリを訪ねる

2021/ 07/ 12
                 
ヒメサユリで有名な新花の百名山の浅草岳を、森の自然倶楽部有志で登ってきました。
東京からは距離もあり、なかなかイベントでの実施は難しいですが、このような場所もブログでご紹介できたらと思います。

ネズモチ平駐車場(標高870m)からネズモチ平登山口より、ブナ曽根ルートを前岳分岐まで登り、雪渓を経由して、前岳(1568m)と浅草岳(1585m)間の吊り尾根の高原・高層湿原をたどり、浅草岳へ。吊り尾根周辺で目的のヒメサユリをはじめ、ワタスゲ、シラネアオイ、ミツバノバイカオウレンン、イワイチョウ、イワカガミ、ウラジロヨウラク、ガクウラジロヨウラク、アカモノなどたくさんの植物がみられました。
下りは前岳を経由して明るく緩やかな桜曽根の尾根道を桜ゾネ広場まで下り、林道をトラバースしてネズモチ平駐車場まで戻りました。途中の少し開けた林や、ブナ林の樹林下でサワフタギ、ベニサラサドウダン、ミネザクラ、クロヅルなどの木の花、ヒメアオキやツルアリドウシの赤い実、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、サンカヨウ、ツクバネソウ、ハリブキ、ヒロハユキザサ、キソチドリ、コケイランなどの草花、林道ではヤグルマソウの群落、ホウチャクソウ等が楽しめました。

東京では梅雨空の中、天気に恵まれ、眺望に定評の浅草岳からは隣の守門岳はじめ、南西の越後三山(中ノ岳、越後駒ヶ岳、八海山)、佐渡島まで望められました
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浅草岳山頂より前岳とその間の吊り尾根を望む。吊り尾根に残る雪渓
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雪渓際の雪解けの草地にはミツバノバイカオウレンやショウジョウバカマが咲いてました
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シラネアオイ 雪渓の近くの草原にまとまって咲いていました。
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吊り尾根の草原・灌木帯にヒメサユリが咲き乱れていました。まだ蕾もあり五分咲き状態
上品なピンクのグラディエーションがなんとも美しい。
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吊り尾根には高層湿原の池塘もあり、周辺にワタスゲの群落。西奥に新潟市街地越しに日本海の佐渡島が望める
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ウラジロヨウラク
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イワカガミ 主に東日本の日本海側に分布するイワカガミの変種オオイワカガミのようです。

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アカモノ 吊り尾根から下る乾燥した岩場にまとまって見られました。
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タニウツギ 登りや下りの途中の開けた林に多く見られました。吊り尾根、山頂にも見られました。
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ベニサラサドウダン
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クロヅル
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登りのブナ曽根のブナの巨木
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樹林下のヒメアオキの赤い実 日本海側の多雪地帯に適応した地這植物、アオキの変種
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サンカヨウ、樹林下に多く見られました。ほとんどは実になっていました。
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ツクバネソウ
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コケイラン 樹林の林床に見られます
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林道沿いのヤグルマソウ群落
img_60ec27e44296d.jpg 山行日 2021年7月1日(水)
行程 都内~(新幹線)浦佐駅~車で4時間、9:00ネズモチ平駐車場→12:00前岳→13:00浅草岳→14:00嘉平与ボッチ→15:20桜ゾネ広場→16:00ネズモチ平駐車場(標高差700m、距離9㎞、休憩含め歩行時間7時間)

参加者:高橋、中澤夫妻、杉山(記)
                         
                                  

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