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【スタッフの投稿】海岸の絶景と海辺の植物 立石・天神島

2021/ 08/ 06
                 
下下見日:2021年7月29日(木)
場所 :横須賀西海岸 立石~天神島

自然の海岸線が多く残る秋谷海岸と波打ち際の巨岩「立石」付近は、江戸時代の絵師・歌川広重が描いたほどの絶景の名所です。また、天神島は、周囲約1kmの小さい島ですが、三浦半島に残された希少な自然海岸の一つで、ハマユウやハマボウなど数多くの海浜植物を見ることができます。ハマユウは自生地の北限地であり、自生地の東限といわれるハマボウとともに横須賀市の「天神島の塩生植物群落」として神奈川県の天然記念物に指定されています。夏の真っ盛り、絶景と海辺の植物の花を見ることができましたので報告いたします。

京浜急行 逗子・葉山駅から、バスで立石公園へ

立石 波打ち際に屹立する高さ12m、周囲30mの巨石

スベリヒユ スベリヒユ科
葉はすべすべしていて多肉質、若い葉や茎は食べられる。

 イワダレソウ クマツヅラ科
茎は長く砂地や岩場をはい、節から根を出して増える。花穂は円柱状。

 立石公園トイレ内照明の上にツバメの巣があり、雛が親鳥からもらった昆虫を食べていた。

 秋谷海岸


妙楽寺、十二所神社、淡島神社に立ち寄り、天神島へ

天神島から江の島方面の眺め


ハマユウ(ハマオモト)
ヒガンバナ科 花は夕方咲き始め、翌日の昼まで咲く。夜はスズメガの仲間、昼はアゲハの仲間が受粉する。種子は海流散布


ハチジョウナ キク科
海岸の砂地などに見られ、特に北国に多い。名は八丈島原産と誤認したらしい。

タイトゴメ ベンケイソウ科
葉は多肉質、花期は5-7月、黄色の五弁花だがすでに終わっていた

ハマヒルガオ ヒルガオ科 花期5-6月、淡紅色。種子は海流散布。

ハマゴウ クマツヅラ科
匍匐性の落葉小低木、茎は立ち上がる。全体に芳香、果実を風邪薬や、入浴剤にする。種子は海流散布。


スカシユリ ユリ科
花被片の間に隙間がある。花には香りはない、赤褐色の斑点は蜜標(蜜のありかを教えるマーク)。


ハマボウ アオイ科
海水に浸るところやその近くに生える半マングローブ植物。花に香りはなく、黄色と中心の赤褐色でチョウなどを誘う。種子は、海散布。



ハマカンゾウ

ススキノキ科(ワスレグサ科)
花はノカンゾウに似るが秋まで咲き続き、葉は冬にも枯れない。若葉はおひたし、酢味噌で食べる。


ネコノシタ(ハマグルマ)キク科 葉は厚くて、硬い毛があり、ネコの舌のようにザラつく。別名は車咲きの姿から。種子は海流散布

テリハノイバラ バラ科
葉の表面に光沢がある。花期は、6-7月、ほとんど実になっていたが、一輪だけ咲いていた。


ツルナ ハマミズナ科
葉の表面に粒状突起、日が当たると白く光る。黄色い花弁に見えるのは、萼片。日本で古くから食用にされた。


アオノリュウゼツラン リュウゼツラン科
花は、30~50年に一度咲き、花後は枯れる。天神島で、丁度開花していた。葉は肉厚で縁にトゲ、中心から約7mの花茎が伸び、薄黄緑色の花をつけている。おしべが先に、そのあとめしべがでる。花茎は4月中旬から伸び始めたという。

景色が素晴らしく、植物も見応えのあるコースですが、日かげのないところがほとんどで暑さが厳しいので、コースや日程など検討中です。

報告 吉原秀敏

 
                         
                                  

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