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【イベント実施報告】海岸植物を楽しもう ~三浦半島海岸ハイキング~ 

2022/ 10/ 25
                 

【開催日】2022年10月21日(金)晴れ
【コース】京急三崎口駅~黒崎の鼻~小網代の森~三崎口駅


三浦半島西側の比較的平坦な海岸沿いを歩き、秋の海岸植物や、湿地の植物、アカテガニなどを観察しました。また、広大な畑、海岸、岬、小網代の森など変化あるコースの行く先々で見られる富士山や海岸などの眺望も楽しみました。


このところ朝晩は寒くなりましたが、この日昼間は夏に戻ったような暖かさで、風が爽やかな気持ちのよい1日でした。
三崎口駅から、各班4人の5班で出発、海岸までは、ダイコンやキャベツ畑の広がる農道を海に向かって歩きます。前方には富士山が見え、参加者から歓声が上がります。
この畑は第二次世界大戦中に整備した横須賀第三飛行場の跡地で、地元の人は黒崎飛行場跡と呼んでいます。丘陵地帯のため整地作業は困難を極め1945年に完成したが使用されずに終戦。戦後、農地に転換されました。

広大な畑を富士山に向かって歩く。


黒崎海岸に出て、ヒロハクサフジ、ハマカンゾウ、ツルナ、タイトゴメ、ワダン、ハマゴウなどの海岸植物を観察します。

ヒロハクサフジ マメ科ソラマメ属

ワダン キク科アゼトウナ属

ハマゴウ シソ科ハマゴウ属


その先、草むらの中の小道を抜けていくと、急に視界が開け、相模湾に突き出た岬である黒崎の鼻へ出ます。芝生に覆われた小高い丘から、対岸に富士山が見える絶景を臨みます。ソナレマツムシソウ、ハマシャジン、イソギクなどを観察します。

黒崎の鼻を歩く



ソナレマツムシソウを観察



ソナレマツムシソウ スイカズラ科マツムシソウ属 日本固有種 絶滅危惧種


黒崎の鼻から磯伝いに三戸浜に向かいます。途中、潮の満ち引きによっては通るのが難しいところもありますが、満潮前に無事通過しました。


三戸浜に到着、三戸上諏訪神社前の児童公園で昼食。ここは木陰があり、日陰のない畑や海岸を歩いてきたあとの休憩に最適の場所でした。畑や森の道を通って、小網代に向かいます。道端に咲いているカントウヨメナ、シロヨメナなどを観察します。


大きな畑を整備した三戸小網代地区ほ場に出ます。横の道を上がって小網代方向に進むと下には広がる畑がよく見えます。遠方にまた富士山が見え、上空にはひつじ雲がおおって季節を感じました。



富士山とひつじ雲


森の中の小道を歩き、アズマネザサのトンネルを抜けると、小網代の森に出ます。ここは、相模湾に面し、森林、湿地、干潟、海まで連続して残されている自然環境で、多くの種類のカニや生物が生息しています。エノキテラスで一休み、オギの穂が陽射しを浴び、銀白色に輝いていました。


森の中で、岩の隙間にいるアカテガニを観察します。


木道を歩き、シロバナサクラタデ、ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、クサギなどを観察します。

シロバナサクラタデ


クサギの紺色の実と赤いガクが目立つ

皆さんの感想は、「三浦半島が初めてだったが、自然が残っていて良いところだった。」
「コースに変化があってよかった。砂浜歩きの感触も久しぶりに味わった。」
「景色が素晴らしく富士山が歩く先々で見られて良かった。」
「海岸植物がたくさん見られてよかった。」
「初めて小網代の森に行けてアカテガニが見られたのが良かった。」
「小網代の森でのオギの銀色の穂が連続する風景が美しく印象に残った。」
「班の人数が少人数で説明が聞きやすくよかった。」
と大変好評でした。


吉原秀敏
                         
                                  

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