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【イベント実施報告】晩秋の丘陵地を楽しむ ~ 長沼公園から平山城址公園へ

2023/ 12/ 13
                 

天候に恵まれ、多摩丘陵の北側斜面にひろがる長沼公園から、南に傾斜した平山城址公園の尾根と谷を巡り、晩秋の丘陵地の自然を満喫しました。


道々では、キチジョウソウの花、ガマズミ・トキリマメなどの実や樹々の冬芽・紅葉を楽しみ、眺望の良いそれぞれの尾根からは、足元に八王子や日野の街並み、奥多摩や遠くに秩父・日光方面の山々の景観を楽しみました。

長沼駅を出発、長沼公園の殿ヶ谷戸の道へ。鳥の声が聞こえてきます。

木漏れ日の道端にキチジョウソウの花が咲いています。



キチジョウソウ(キジカクシ科キチジョウソウ属)

ふかふかの落ち葉のじゅうたんを歩きます。

森をぬけると草地の広場で、青い空が広がり、暖かい陽ざしのもとに出ます。ソメイヨシノ、イヌザクラ、ヤマザクラの冬芽を観察しました。



    ソメイヨシノ                イヌザクラ                ヤマザクラ


その先で紅葉が見ごろです。紅葉の中を歩きます。





頂上園地に到着。ここで、アカシデ、イヌシデ、ガマズミ、トキリマメ、テイカカズラなどを観察します。


アカシデの観察


トキリマメ(マメ科タンキリマメ属)


テイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属
袋果と種髪を付けた種子


カラスザンショウ(ミカン科サンショウ属)の実

頂上園地で昼食後、尾根道を長沼公園平山口に向かい、オケラを観察します。



オケラ(キク科オケラ属)の果実

展望園地からは、八王子や日野の街並み、奥多摩や秩父、日光方面の山々の眺望を楽しみます。





その先、日当たりの良い小広場には、ゴンズイが実をつけ、クロモジは可愛い冬芽をつけていました。

ゴンズイ(ミツバウツギ科ミツバウツギ属)の紅葉
赤い果実が割れて黒い種子が露出


クロモジ(クスノキ科クロモジ属)の丸い花芽と葉芽

長沼公園の平山口から住宅地を歩き、次の目的地は平山城址公園です。
野猿の尾根道。さくらの道を経て、猿渡の池へ。ここから、中央広場に向かいます。
道々、ソヨゴやカラスウリの実を観察します。

ソヨゴ(モチノキ科モチノキ属)

ヤマツツジの道を歩きます。イチョウはほとんど落葉し、黄葉のじゅうたんが広がっています。

平山城址公園中央広場付近では、ヤツデ、スダジイ、トチノキなどを観察します。

ヤツデの花の観察


トチノキ冬芽

平山城址公園中央広場から平山城址公園駅まで歩き、そこで解散しました。

参加者の方の感想は、「紅葉がきれいで、空も青かったし、楽しかったです。」「晩秋の静かな里山歩きを楽しめました。」「今の季節の、冬芽、木の実・草の実の見方がよくわかり、冬の散策も楽しみになりました。」「桜の冬芽をじっくり観察したのは初めてで、ソメイヨシノ、イヌザクラ、ヤマザクラの違いがわかりました」。「キチジョウソウ、オケラが印象に残りました。」「テイカカズラの実と種の不思議さが印象深かった。」と晩秋の丘陵地の自然を満喫されたようです。


吉原 秀敏
                         
                                  

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