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【スタッフの投稿】花の谷川岳 天神尾根

2023/ 06/ 11
                 
2023年6月7日 梅雨に入ってしまいそうな天候の中で、1日だけ晴れマークがあったので、久しぶりに谷川岳に花を見に行ってきました。谷川岳というと世界で一番多くの方が亡くなっている山ということで、恐ろしい印象があるかもしれません。しかしそのほとんどは一ノ倉沢でのロッククライミングでの事故です。一方で、谷川岳は早池峰山と同じく蛇紋岩でできた山で、花が多く、高山植物の宝庫と言われています。今回はロープウエイを使って、山頂まで天神尾根をピストンする一番楽ちんなコースを選びました。

ロープウエイを降りるとすぐに絶景が待っています。正面に三国連峰の山々が見えています。右側に武尊山、その間には尾瀬の至仏山も見えるはずですが、どうも上の方に雲がかかっていて、高い山が見えません。谷川岳も頂上付近に白い雲が見えます。


正面に朝日岳、笠岳など三国連峰の山々


谷川岳 山頂付近に白い雲がかかっています


山頂に着く頃には雲が切れるといいなあと思いながら、歩き出すとすぐにミヤマスミレ、そしてミヤマツボスミレが顔を出してくれました。


ミヤマスミレ



ミヤマツボスミレ


あたりはエゾハルゼミのケケケケケという大合唱。ふと見ると葉っぱの上に蝉の抜け殻がありました。これはエゾハルゼミでしょうかね?


咲き遅れのシラネアオイが微笑み、イワウチワが顔を出してくれます。その横にはひっそりとタケシマランが咲いています。

シラネアオイ


イワウチワ



タケシマランはこの先で何度か見かけました。


登ってゆくと次第に岩場になり、雪渓が現れます。とは言ってもこの暖かな気候で雪はぐずぐずになっており、慎重に登れば大丈夫です。距離は30mくらい。下りは尻制動(お尻で滑り降りる)が良さげです(笑)


山頂に近づくと花が多くなってきます。東京近辺では見かけることの少ない黄色いスミレ ナエバキスミレ、イワハタザオ、ミツバオウレンなどが元気づけてくれます。


ナエバキスミレ



イワハタザオ



ミツバオウレン


花を愛でながら登ると山頂 トマの耳に出ました。谷川岳は双耳峰で、トマの耳とこの先のオキの耳からなっています。山頂からは何一つ見えず、真っ白。。。


トマの耳を降りてオキの耳に登り返すと、そこには楽しみにしていたハクサンイチゲが群生していました。そして可愛らしいユキワリソウも!


ハクサンイチゲ



ユキワリソウ


オキの耳から戻る途中で一瞬だけトマの耳の山頂が見えました。下界は相変わらず晴れています。



同じ道を歩いて、ロープウエイ駅まで降りました。ふと見ると谷川岳の山頂が見えています。登山あるあるですね。周りの景色を山頂から見ることはできませんでしたが、たくさんの花を見ることができて楽しい1日でした。下山途中の天狗の踊り場からの360度の景色もご覧ください。



私たちは1年前の下下見、2週間前の下見、1週間前のリハーサルを重ねて開催日に備えていますが、その前の段階ではこのような個人のハイキングから、ここはいいなーと思うところを考えて、グループ内で提案をして決定するという手順をとっています。スタッフの投稿でご紹介した場所で、観察会を催行してほしいというものがありましたら、ぜひコメントでその旨お知らせください。質問などもお寄せください。

岡本 俊彦

 

 

 
                         
                                  

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