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【スタッフの投稿】浅間山の外輪山で花探し

2023/ 06/ 25
                 
2023年6月18日

急に浅間山を眺めたくなって、梅雨の晴れ間を狙って、浅間山の外輪山である黒斑山に行ってみました。調べてみると植物もたくさん見られそうです。

新幹線の佐久平駅からバスで約1時間、高峰高原ホテル前で下車するとすぐ登山道入り口があります。朝早起きをすれば、東京からでも9:30に入口に着くことができます。ここから1時間強で、浅間山を間近にみることのできる槍ヶ鞘まで登ります。上りは表コース、下りは中コースを歩くことにしました。表コースに入るとすぐにさまざまな花が咲いていました。


シロバナノヘビイチゴ


イワカガミ


ツガザクラ

しばらく歩くと展望が開け、北アルプスの槍ヶ岳・穂高や、黒姫山・妙高などの長野県北部の山々が見えてきました。さらに林の中を歩いてゆくとタケシマランを見つけました。


タケシマラン

槍ヶ鞘で浅間山がどーんとお出迎え。
その後、トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳と外輪山の尾根を歩いてゆきます。右側は切り立った崩壊地になっていて、高いところが苦手な私は腰が引けながら下を覗き込みます。
最近子グマの目撃例が多く出ているため、熊鈴を鳴らしながら林の中を抜けてゆくと、林の中で大きな動物が動いているのに気がつきました。クマではなくてホッとしました。5m先くらいをニホンカモシカが悠々と歩いてゆきました。最後の動画でビデオを見ていただけます。ここはカモシカの目撃例も多くあるところです。



外輪山を歩くにつれて、次第に林がなくなり、ゴツゴツした噴火岩でできたがれ場になってゆきます。浅間山も近づきました。

鋸岳から外輪山の崩壊地を降り、浅間山の直下に出ます。浅間山は現在噴火警戒レベル2になっていて、小規模な噴火が起こる可能性があり、安全のためにヘルメットをつけて歩きました。荒涼とした賽の河原を抜け、立ち入り禁止になっている前掛山登山口をやり過ごして行くと、トーミの頭に登る草すべりという急登になります。ここを約1時間登ります。

草すべり下部は笹が繁茂した細道ですが、上部に登ると岩がちになり、そこはイワカガミ、キバナノコマノツメ、ハクサンイチゲ、ユキワリソウなどが群生し、お花畑になっていました。


ユキワリソウ


白花のユキワリソウ


キバナノコマノツメ


ミネズオウ





振り返ると浅間山の緑から赤茶色へのグラデーションがとっても綺麗でした。



帰りは中コースを歩いて下りました。下山後救急隊や警察などが6台の車で集結してきて、大騒ぎになりました。どうやら途中で歩けなくなってしまった方がいらしたようです。気をつけないといけないと肝に銘じました。

主に歩いている時の景色などを動画にまとめてみました。写真だけよりも実感が湧くと良いなと思います。カモシカも写っています。



今回のルートは外輪山とその内側の上り下りが厳しいので、誰にでもお勧めできるものではありません。でも外輪山を黒斑山までとし、草すべりをトーミの頭から10分ほど降りれば花がたくさん見れますので、そこで戻ってくればそれほど厳しくなく歩けると思います。

また浅間山は活火山ですので、行く前には火山警戒レベルを必ず確認してください。帰りはJRバスで新宿バスタまで直行のバスがあります。新幹線に乗ることを考えるとかなり安く帰ることができます。安全登山に留意しながら、花を楽しみましょう。

岡本 俊彦
                         
                                  

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