【イベント実施報告】街の植物観察 烏山川緑道

今回は38名の方々にご参加をいただき、世田谷区烏山川緑道周辺の観察会を開催しました。狭い小道もある緑道をスムーズに歩けるように、受付開始時間を早めて、先着順で順次出発するというやり方で実施しました。ご参加いただいた皆さんのご協力もいただき、無事終了することができました。

烏山川緑道は世田谷区をかつて流れていた河川で、玉川上水近くの源流から目黒川に注いでいました。現在は暗渠となり、その上が延長7kmの緑道公園となっています。そのうちの経堂駅から三軒茶屋までを歩きました。福昌寺で班ごとにはじまりの会をして観察を開始です。福昌寺は山号を経堂山といい、この地の名前の元になっています。お寺では、その樹の下でお釈迦様が悟りを開いた菩提樹や、入滅された際に臥床の四辺にあったという沙羅双樹に関連する樹などを観察しました。

烏山川緑道での観察の様子

烏山川緑道では多くの種類の樹が植栽されていて、その中でよく見られる種類や、珍しい木などを観察してゆきます。今回は21種類の植物の解説が書かれた小冊子を作成し、みなさんに配布して参考にしていただきました。この小冊子は皆さんから好評をいただき、今回の企画リーダーも努力の甲斐があったと喜んでいました。それから世田谷区の名木100選の冊子も皆さんにお配りしました。

街の樹は定期的に剪定をうけ、また最近は強剪定されることも多いために、本来の樹形や葉の形から変化していることがあります。またほぼ全て植栽ですので、本来その地域にはないような樹が植えられていることもあり、そんなことも樹を観察する時には気をつけたい点であり、また面白い点であると思います。

烏山川緑道の周辺にはお寺や神社も多く、そこには世田谷区の名木100選に選ばれているような大木もいくつかあります。その中では、招き猫で有名な豪徳寺ではモッコクやケヤキの大木を見上げ、若林公園ではクロマツ群とスダジイ群に癒され、教学院ではイチョウと珍しいチシャノキの花を観察しました。


若林公園の黒松の下で昼食


教学院でチシャノキを観察

今回は街歩きであるため、時間をかけながら観察に集中できたことが好評でした。普段はあまり気に留めていないクチナシやタチアオイ、ビヨウヤナギなどの花をじっくりと観察することで、その面白さを発見された方も多くいらっしゃいました。また当日は天気も良かったので、ハナバチやチョウも多く花に訪れてきて、花に潜り込む様子や、花を選って止まる行動なども観察でき、花と昆虫の関係に興味を持たれた方も多くいらっしゃいました。おわりの会では、また違った場所での街中観察会のご要望もいただき、検討をさせていただきたいと思います。


タチアオイの花


ビヨウヤナギ


キンシバイ(ヒペリカム・ヒドコート)


クチナシ


イヌマキの観察

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