本番予定日:2021年6月6日(日)
下見実施日:2021年5月23日(日)他
開催場所:烏山川緑道とその周辺
緊急事態宣言が発出されたので、本番は中止となりましたが、5月23日までに何回か下見をしてきましたので、その時に見たものをご紹介します。
経堂駅から近くの福昌寺へ向かうと、きれいに整えられた境内には、大きな木が何本も聳えています。農大通りを進んで、大橋まで来ると烏山川緑道にぶつかります。ここから、いよいよ緑道を歩きます。両側に庭木や街路樹としておなじみの樹々がぎっしりと現れます。
今回のルートで世田谷区の名木に指定されているのは、メタセコイア、ケヤキ、モッコク、チシャノキ、イチョウ、クロマツ群、スダジイ群です。そのほかにもムクノキ、エノキ、サクラの仲間などは大木が沢山あります。
万葉の小径では、樹名板とともに万葉集の歌が書かれ、万葉時代の人々の樹々への思いを感じることができます。
福昌寺には高木が何本もあり、その一つ、コウヨウザンは去年の実と今年の実が同時に見られました。
樹を見ていたら、飛んできたオナガ。最近増えているそうです。
色づき始めたアジサイ。色も姿もとりどり。
アンズは3月に花が咲き、5月には実が見られました。
3月のアンズ
5月のアンズ
エゴノキは、早くも花が終わって、実が大きくなり始めました。
中には、虫こぶとなったエゴの実もありました。
カエデの仲間も4月に咲いていた花が、5月にはプロペラがついた実になっています。
4月のイタヤカエデ
5月のイタヤカエデ
緑道を縁どるように植えられた低木では、ビヨウヤナギやキンシバイの仲間が花盛りです。
こちらはキンシバイなどからできた園芸種、ヒペリクム・ヒドコート。
高木の梢でも、花が盛りを迎えています。
ニワウルシの花です。
センダンの花は盛りを過ぎていました。
間もなく芳香を漂わせるモッコクの蕾です。
都会のオアシス、烏山川緑道は四季折々の顔を見せてくれます。歩くたびに発見がある身近な自然を、皆さんと楽しめる日が早く来ますように。
報告 山本
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