武蔵五日市駅から一時間程バスに揺られて、都民の森に9時半に到着。
雲一つない秋空のもと、3班に分かれて、「出会いの道」の坂道でカジカエデ、真っ赤に紅葉したドウダンツツジ、ナナカマドの実などを観察しながら森林館広場へ向います。
途中、第一位トチノキの巨樹がある階段では、サワグルミ(実)を観察しました。
森林館広場では広場を囲むコハウチワカエデ、オオモミジ、イロハカエデ、ホソエカエデの紅葉を鑑賞し、それぞれの特徴の解説を聞いて納得。
ここから三頭大滝に向かう緩い上り坂のチップ舗装の広い道「大滝の道」を進みます。
「大滝の道」では「森林館広場の4種とイタヤカエデ、メグスリノキ、ウリカエデ、ウリハダカエデ、ミツデカエデ、コミネカエデ、ヒトツバカエデ、チドリノキ(ヤマシバカエデ)等多くのカエデ類の他、サワシバ、アワブキ、ミヤマガマズミ、ウリノキ、ヤマウルシ、ヌルデ等たくさんの紅葉が見られます。
三頭大滝の滝見橋周辺ではアサノハカエデ、オオイタヤメイゲツ、イタヤカエデやオオミヤマガマズミの紅葉が見られました。滝の冷気のためか三頭大滝の周辺は落葉してしまい、残念ながら滝と紅葉の絶景は眺められませんでした。
後半の山道を余裕で安全に歩くため、11時過ぎには大滝休憩小屋に到着し昼食休憩をとり、12時前から渓谷沿いの石段の山道「ブナの道」を第二位カツラの巨樹、第三位シオジの巨樹を目指して登ります。
登り始めの大滝休憩小屋近くのヒトツバカエデ、テツカエデは紅葉が終わり落葉しているので、落ち葉を拾い集め観察します。
「ブナの道」では、イヌブナ、ブナ、カツラ、シオジなどの紅葉が楽しめました。
一番奥の高標高の所の第三位シオジの巨樹で引き返し、野鳥観察小屋を通る「かおりの道」を森林館に向に向かってスギの人工林の中を緩やかに下ります。
森が所々開ける所でチドリノキ、トチノキ、ホウノキ、コシアブラの黄色葉が見られ、林縁のコアジサイの群落の黄葉も印象的です。
途中の展望休憩所「かおりのテラス」では、アオハダの鮮やかな黄葉と赤い実やハウチワカエデの紅葉が午後のまだ明るい陽に照らされてきれいでした。
森林館には14時少し前に到着。予定通り14時半発武蔵五日市駅行バスに乗車し、帰途につきました。余裕を持った行程で、楽しく安全に三頭山の紅葉を楽しめました。
参加者からは「カエデについて実物を通して詳しく説明していただき、わかりやすかった。」「紅葉も見頃の時期に歩く事ができてよかったです。暗くなるのが早い時期なので早めの解散でよかったです。」「都民の森にこんなにたくさんの種類の変えでがある事も初めて知りました。」と好意的なコメントを多くいただきました。
杉山 顕一
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